昔からゲームが大好きで、いまも毎日テレビゲームをしています。
「テレビゲームって意外と頭も指先を使うよな~ これってボケ防止にいいんじゃないのか」と思い立ち、色々調べてみました。
そうしたら高齢者にとって、かなり脳の活性化にいいことに気がついちゃいました。
世の中ではテレビゲームの悪い面ばかり取り上げられますが、今回は「ボケ防止」に焦点をあて、良い面をお伝えしたいと思います。
目次
なぜ高齢者にゲームをすすめるのか
タイトルにも書きましたが、老後の「ボケ防止」対策、そして脳の活性化のためです。
ボケ防止、つまり「認知症の予防」として、以下の生活習慣を意識した生活が重要だといわれています。
- 知的行動:本読む、調べる、ゲームをする
- 会話:おしゃべりを楽しむ
- 定期的な運動:軽度な運動を継続する
- 食生活:栄養バランスがかたよらない食生活
- 睡眠:毎日決まった時刻に起床・就寝
この中にある「知的行動」「会話」「定期的な運動」が、テレビゲームで行えるため、おすすめしたいのです。
おすすめする他の理由として、屋内で手頃に誰でもできるからです。家族が不安がるような生活習慣では困ります。
安全な屋内で行うテレビゲームですと、怪我をする危険がとても少なく、高齢者でも気軽に始ることができます。
また、高齢者になると足が不自由になりがちです。テレビゲームなら、座って楽しむことができます。
座ってするゲームは全く体を動かさないと思いがちですが、最近のゲームは変化してきています。
腕を振ってコントロールするゲームも登場してきています。
ゲームは指先を使ってボケ防止をするだけでなく、体を動かして健康増進という意外な効果も期待できるのです。
どういう効果が得られるのか
最近の研究では、ゲームをすることで「集中力が上がる」、「注意力が上がる」など、様々な良い効果があることがわかっています。
その中でも、高齢者にとってのメリットは次の3点があげられます。
反射神経が上がる
アクションゲームなどをプレイすると、間違いなく反射神経が上がります。
何度も繰り返しゲームをすることで、反射神経やものごとに対する反応が良くなります。
また、ゲームは瞬時に判断しなければなりません。そのため、判断能力も活性化されます。
からだを使って直観的に遊ぶゲームもあります。ゲームをしながら体、腕、足を動かして反射神経を鍛えつつ、フィットネス効果も得られます。
指先を使うので脳によい
知り合いに、ボケとは無縁で活発なおばあちゃんがいます。
元気な理由を聞いたところ、よく麻雀をしていのだとか。麻雀で指先を使うと、脳にとっていい影響を与えます。
ゲームは指先でコントローラを扱いますので、麻雀と同じような効果が得られます。
ゲームの利点として、麻雀のように人を集めなくても、好きな時にゲームを始めることできます。
ゲームのコントローラには複数のボタンが付いています。ボタン操作をするとき、指先をかなり使います。指を使うことにより、脳が活性化されていきます。
コミュニケーションがとれる
今のテレビゲームは複数人で遊ぶことが可能です。同じときに、ワイワイ同じゲームをするのは楽しいものです。
ワイワイ楽しみながら、同じ興味を持つことで新たなコミュニケーションが生まれます。
また、テレビゲームにはインターネットを使ったネットワーク機能が付いています。
ネットワークを利用して、遠く離れたプレイヤーと会話ができます。チャットという機能です。
ネットワークがつながっていれば、世界中のプレイヤーと会話が楽しめます。すぐそばにゲームをする方がいなくても、日本中、世界中に同じゲームをする方と会話をしながらゲームが楽しめます。
会話をするということは、脳にとてもよい効果をもたらします。また、ゲームによっては外国人の方も多くいるゲームがあります。
「Firewall Zero Hour」というゲームは、国籍問わず、いろいろな外国の方がプレイしています。アメリカ、ロシア、中国など世界中のプレイヤーと会話を楽しめるのです。
海外のプレイヤーと友達になって、高齢になって外国語を覚えるなんて素敵ですよね。
ゲームをする上での注意点
若い人たちがゲームをするうえで、よく言われるデメリットとして挙げられるのが、「運動不足」、「不眠」、「眼精疲労」、「ゲーム依存症」です。
しかし、高齢者はあまりデメリットを意識しないで、ゲームを楽しむことが重要です。
ゲームはデメリットばかりが、よく話題に上がります。お酒を例にすると、お酒は害なのでしょうか?
お酒は適量を飲むことで「百薬の長」と呼ばれています。ゲームもルールを守ってすれば、悪い面ばかりではありません。
ゲームをやる上で大切なルールは、必ず休憩を取りながら、無理をしないでゲームをすることです。
シニアの方なら、きっとルールを守りながらゲームができるので、デメリットの心配は無用と考えます。
ゲーム機は何を買ったらよいのか
最近はスマホゲームも人気ですが、画面が小さく高齢者には見にくいため、あまりおすすめしません。
「ニンテンドー3DS」や「PS Vita」のような携帯型ゲーム機もありますが、やはり画面が小さく、文字も見にくいです。決して高齢者向けではありません。
また、PSVRなどVR(バーチャルリアリティ)型のゲーム機もありますが、「VR酔い」というVR特有のゲーム酔いが起きることがあります。
高齢者にとって、かなり脳や体に負担をかけることになりますので、こちらもおすすめしません。
そこでお勧めしたいのは「PS4」や「Nintendo Switch」などの家庭内据え置きゲーム機です。テレビに接続して楽しむゲーム機です。
画面もテレビに接続しますので、大画面で遊ぶことができます。大きな画面を大勢で囲みながら一緒に遊ぶことができます。
付属コントローラでボタン操作は当然のことながら、コントローラ自体を振って遊ぶことができます。つまり、体を使って遊ぶので直観的に楽しめます。
このようにメリットはたくさんあるのですが、やはり据え置きゲーム機自体の購入金額は高いです。
ゲーム機購入だけで3万円程度は必要となります。しかしながら、ゲームソフトの価格が比較的安く、ルールが簡単なゲームが多く用意されています。
スマホゲームでよくある「ガチャゲー」などで、高額の追加費用が発生することはありません。ゲームソフト一度購入したら長く遊べますので、コスパで考えたら安く遊べるのではないでしょうか。
ソフトは何を買ったらよいのか
高齢者がソフトを選ぶ際に、気を付けることは一つだけ。
「好きなソフトを選ぶこと」
ゲームの操作を覚えるにはコツがいります。好きなソフトを選ぶことで、長く遊ぶことができます。長く遊ぶ中で、だんだんコツを覚えていきゲームが上達していきます。
ゲームが上達することで、ゲームをすることがだんだん好きになっていきます。また、何度も遊ぶことにより、ゲームをすることへの抵抗がなくなります。
嫌いなゲームのジャンルは絶対に買わないことです。高いお金を出してゲーム機を買っても絶対に長続きしません。
ゲームのジャンルがわからない方は、こちらを参考にしてください。
高齢者に合いそうなゲームで、一番脳にいいと言われているのは、Wii Uで遊べる「スーパーマリオ 3Dワールド」と言われています。
3Dゲームは前後左右の空間で遊ぶため、平面である2Dゲームより脳に対して効果的と言われています。
現在、任天堂のWiiおよびWii Uの生産は、残念ながら終了しています。任天堂から発売されている「Nintendo Switch」には、同じくマリオシリーズで3Dで遊べるゲームが発売されています。「スーパーマリオ オデッセイ」が、3D空間で遊べるゲームとなっています。

Switchの「スーパーマリオ オデッセイ」は、コントローラでボタン操作するだけではありません。コントローラを「振る」など、実際に手を動かしたアクションでマリオの操作が可能です。
脳の活性と適度な運動に、ピッタリなゲームソフトです。
Nintendo Switchの購入に関しては、こちらにまとめたので、よろしければ参考にしてください。
いろいろなゲームが発売されていますが、自分が気に入ったソフトで遊ぶことが一番です。
まとめ
高齢者になって、チーチーパッパだけはやりたくないと考える人が多いようです。チーチーパッパとは、老人ホームなどで行う簡単なお遊戯の一種です。
高齢者をバカにしている、と憤慨する人も多く、高齢者になった時にやりたくない遊びのナンバーワンです。
高齢者がゲームで遊ぶ目的は、テクニックやゲームの点数を競うことではありません。家族や友人と楽しくゲームをしながら、脳や運動神経を維持していくことです。
楽しく、安全に、指先を使うテレビゲームこそ、高齢者にとってボケを防止する一つの方法です。ボケ防止以外にもテレビゲームのメリットが多いことにも注目です。
それでは「高齢者のボケ防止にはテレビゲームが一番効果的ということに気がついてしまった」でした。