実は… 認知症予防にTVゲームをするなら、1万円以下の復刻版レトロゲーム機でも充分なんです

せっかく高価な最新機種のゲームを買っても、「ゲームは、わしには合わない!」などの理由でやらなくなることがあります。

PS4はどんなに安くても25,000円はかかってしまいます。国内売れ行きNo.1のSwitchの価格といえば、30,000円はします。

意外とゲーム機は高価なのです。そのゲーム機がいらないとなるともったいないですよね。

高齢者のボケ防止にはテレビゲームが一番効果的ということに気がついてしまった

そうなる前に、安価な復刻版ゲーム機で「ゲームとの相性」を確かめてから、最新機種を買ってもいいのではと思います。

レトロゲーム機は復刻版として、Sonyや任天堂から発売されています。価格も一万円以下で、ゲーム機本体と、当時の人気ソフトが内蔵されています。

あえて、今発売されているゲームでなくて、昔懐かしいレトロゲームの方が高齢者が楽しめるのかをお話しさせていただきます。

復刻版ゲーム機って?

日本で初めて家庭用テレビゲームが発売されたのが、1975年にエポック社から発売された「テーブルテニス」になります。

それから、テレビゲームの歴史は進み、1983年に任天堂から「ファミリーコンピュータ」が発売されました。通称ファミコンと呼ばれ、一大ブームを起こしたゲーム機となります。

ファミコンは2003年に製造を終了しました。2016年にファミコンの復刻版として、「ニンテンドークラシックミニシリーズ」から「ファミリーコンピュータ」が発売されました。
このような復刻版ゲーム機が任天堂以外にもソニーから発売されています。今秋にはセガ、NECからも発売予定です。

高齢者にレトロゲーム

なぜ、今のゲームより昔のレトロゲームの方が高齢者が楽しめるのか。理由は3点あります。

コントローラの操作が簡単

発売中のPS4やSwitchは、ボタンの数がなんと10個以上あります。ファミコンは4つしかボタンはありません。

今までゲーム未経験者が、10個のボタンを起用に押せるほうが不思議です。ゲームをまず楽しむならボタンの数は少ないほうが楽しめるでしょう。

今のゲームはアナログスティックを操作して遊ぶタイプが多くなっています。アナログスティックはゲーム操作をスティックを使うことにより、より細かく連続で操作ができます。

アナログスティックを使う操作は、慣れてしまえば楽しく遊べるのですが、上達するには練習が必要になります。

ゲームをしたことのないお年寄りはコントローラで四苦八苦するより、まずはゲームの楽しさを感じることが先になります。

ゲームの原点

今では様々なゲームが発売されていますが、そのゲームの源流は、すべてレトロゲームから派生されたものになっています。

一大ブームとなったドラゴンクエストやファイナルファンタジーは、RPGの元祖といわれています。

画質や音は現在のゲームの方が優れていますが、ゲームの本質はそれほど変わりません。ですので、レトロゲームでゲームを楽しむことができれば、現行発売されているゲーム機でも楽しむことができます。

ゲームが簡単

ゲームが簡単というと語弊がありますが、ゲームがシンプルなのでゲームに集中しやすいです。

シューティングゲームを例にとります。

シューティングゲームの基本は「弾を撃つ」、「弾をよける」とすごくシンプルなんです。

今のシューティングゲームも、基本は守りつつ、それに加えていろいろな操作を加えているのです。ですから、まず基本の操作を覚えるという意味でもレトロゲームはお勧めします。

なんといっても安い

ゲーム好きやゲームマニアなど、ゲームと日常的に接して知る人以外ならば、復刻版ゲーム機でも楽しめると思います。

復刻版ゲーム機のゲームソフトは、10年以上前のゲームとなりますが、ゲーム自体のクオリティも高いゲームがそろっています。

ゲームを楽しむのであれば画質にはこだわらず、ゲーム内容をじっくり楽しむ方がいいと思いますね。

10本以上のゲームが入って、1万円以下で楽しめる。コストパフォーマンスはとてもいいと思います。

最新のゲームをやる必要性なし

認知症予防のためにゲームをするなら、最新のゲーム機を買って、最新のゲームをする必要性はありません。

確かに最新のゲームは、映像も音も優れています。

しかし、認知症予防のためにゲームをするなら、それほどクオリティーを求めなくてもいいのではないでしょうか。

それより、レトロなゲームをしてゲームの楽しさを感じてもらう方が先決です。

ですので、最新ゲームもいいのですが、ゲームに適応できるかをレトロゲームで確かめてほしいと思います。

現在発売中の復刻版ゲーム機

現在発売中のゲーム機は次の3機種になります。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ファミコンはテレビゲーム初期のゲーム機なので、ゲームソフト自体はシンプルで味気ないゲームが多いです。

それでも、収録されているゲームソフト中に、名作と言われたソフトもあり、今でも楽しめること間違いなしです。

特におすすめなのは以下の3点です。

  • スーパーマリオブラザーズ
  • ゼルダの伝説
  • ドクターマリオ

ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

ファミコンの後継機にあたるスーパーファミコン。通称スーファミ。ファミコンの処理性能を「倍」にして発売されました。

今でも、楽しめるゲームばかりが収録されています。

特におすすめのゲームソフトは、以下の5本です。

  • スーパーマリオワールド
  • F-ZERO
  • スーパーマリオカート
  • ゼルダの伝説
  • ファイナルファンタジーVI

このスーファミは、特におススメです。

プレイステーション クラシック

ソニーから発売されている「プレイステーション クラシック」は、2018年12月に発売されました。

画質や音は素晴らしいのですが、収録されているゲームジャンルが、高齢者向けではないゲームが多い印象です。

その中でも、お年寄りが楽しめるゲームは、以下の3本です。

  • XI [sái]
  • ファイナルファンタジーVII インターナショナル
  • R4 RIDGE RACER TYPE 4

余談ですが、「ファイナルファンタジーVII」は2020年3月にリメイクされて、PS4で新発売されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いろいろ書いているうちに、「むしろ、昔のレトロゲームの方が、高齢者は楽しめるんじゃないのか!?」と思ってきました。

実は、TVゲームというのは、シンプルな方が長くやることができるんです。

今でも「テトリス」というゲームは発売から30年以上になりますが、日本中で遊ばれています。オチゲーと言われるジャンルなのですが、ブロックをはめていくだけのシンプルなゲームなんです。

レトロゲームは、今のPS4やSwitchなどのゲームの祖先みたいなものです。高齢者がゲームになじめるかどうか、そして「ゲームが楽しめるのか?」を知る上でも、高価なゲーム機を買う前に試してみてはいかがでしょうか。

それでは、「実は… 認知症予防にTVゲームをするなら1万円以下の復刻版レトロゲーム機でも充分なんです」でした。

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