もっと早く尿酸値を下げればよかった。これからでも遅くない痛風対策!

2010年秋、痛風に初めてかかりました。

その後、食事の改善も薬も飲まなかったら、大変なことになったお話をします。

その前に痛風とは?

痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。医学研究が進み、良い薬も開発されたため正しい治療を受ければ全く健康な生活が送れます。しかし、放置すると激しい関節の痛みを繰り返したり、体のあちこちに結節が出来たり、腎臓が悪くなったりする重大な病気でもあります。

引用元:公益財団法人 痛風財団|痛風とはどんな病気?

と、ありますがとにかく痛い病気です。激しい関節の痛みです。

男性がかかる疾病としては、もっとも痛い病気であると言われています。

よく「風が吹いても痛いんだよね?」と言われますが、痛い患部が風にさらされることは、ほとんどありません。

というか、風が吹かなくてもめちゃくちゃ痛いです。

はじめての痛風

ある朝、起きたら歩けないぐらいに右足の親指がテカテカ腫れていました。

痛さに負けて病院に行きました。診察した先生の対応がもの凄く早かったんです。

足を一瞬チラリと見て、「痛風です」の一言のみ。もう全て「お見通しです」かのように言われました。

痛風は再発する

「痛風」という病気を僕は、軽く見ていました。

「痛風」言われても、食事の改善など全くしませんでした。アルコールも毎日焼酎(25度)をロックで3合ガブ飲み。

最初の発症から半年後に再び痛風を発症しました。

その後、何度も発症しました。

再発の期間がどんどん短くなってきて、最後の方は1カ月間隔で痛風を発症するようになってきました。

それでもまだ痛風を放置した

この記事の冒頭で「とにかく痛い」と言っていたにも関わらず、なぜ薬の摂取や食事の改善をしなかったのか?

それは、薬を飲むのも面倒くさい、食事を改善したところで治らないと勝手に思っていたためです。

しかし、ある時を境にその考えを改めなければ、歩けなくなる事態が発生したのです。

膝が伸びない、膝が曲がらなくなってしまった。

皆様のお手元にある「分度器」でいうと、15度の位置から50度の位置ぐらいまでしか膝が動かなくなりました。

それ以上は曲がらない、伸びない状態となり、無理に動かそうとすると膝に激痛が走ります。

また、この頃から膝に水がたまるようになりました。水の量としては、「ヤクルト」から「ヤクルト400」ぐらいです。

だいたい65ccから80ccぐらいの水が膝にたまっていました。水がたまった状態も痛いですが、抜く注射もとても痛いのです。

ちなみに抜いた水の色で「膝に水がたまっている原因」がわかります。

僕の場合は黄色で濁りがあったため、関節リウマチや痛風などが原因と判明しました。

どうやって治したのか

  • 真面目に薬を飲み始めました。
  • 食の改善を行いました。

この2点だけは特に真面目に取り組みました。

痛風になりたての頃、「ザイロリック錠」という薬が処方されていました。

真面目に飲んでいなかったのもありますが、あまり効果がありませんでした。

2011年1月に痛風の新薬として「フェブリク錠」の承認が日本国内でされました。この薬は痛風の治療薬としては何十年ぶりに承認されたようです。

その薬を2013年から飲み始めました。

その薬が劇的に効果を発揮したため、膝の痛みがなくなってきました。

痛風は治ったのか

治っていません。今でも定期的に整形外科に行き、血液検査を行っています。そして、フェブリク錠が処方されています。

尿酸値の上限は「7」と言われていますが、下回ったことは一度もありません。

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痛風の発症は、尿酸値が高い状態で発症するのではなく、尿酸値の変動により発症するそうです。

痛風は治っていませんが、今ではフェブリク錠を毎日飲み、プリン体を摂取しない生活を送っています。

ここ数年、痛風の症状は出ていません。

痛風は本当に痛い病気です。同僚には「健康診断の数値は尿酸値だけ気をつけろ!」と、常に言い続けています。

本当に尿酸値には気を付けていただき、尿酸値が「」を上回ったら食の改善を必ずしてください。

それでは、「もっと早く尿酸値を下げればよかった。これからでも遅くない痛風対策!」でした。

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