「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」を原作で読んでみました。
しばらくぶりにツボったので、この思いを共有したいと思います。
この本は2011年7月に書籍化されました。
この本の書籍化のきっかけは「Yahoo知恵袋」に質問として「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」が投稿されたことによります。
読むきっかけ
「Kindle Unlimited」に加入しているのですが、何気なく本を選んでいたら「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」と、なんともよくわからない不思議なタイトルが目に付きました。
すでに上映が終わってしまったので、映画の方はビデオ化されるのを待つとします。
なぜ、読もうかと思ったか。なんか、楽しそうな奥さんが想像できるじゃないですか。
もし自分が家に帰った時に、目の前に死んだふりをした奥さんがいたらどう思います?
見た瞬間はドキッとすると思いますが、その後、必ず笑うのではないでしょうか?
そして、なぜそんなことをするんだろうと思い、読んでみたくなりました。
あらすじ
おもしろい奥さん
この奥さんのとっても破天荒な魅力が絶妙に表現されています。
漫画部分は、特にじょうずな絵ではないのですが、何か引き込まれてしまう絵です。
死んだふりのエスカレートぶりは、一貫性がありそうでないので、そこも面白いところですね。
また
、死んだふりをするときの小道具がだんだんエスカレートしてくる。
「死に方」に芸術性が加味されるときがあるんです。
ダイイングメッセージに「カツオ」と書いてあり、その日の夕食にはカツオが並びました。
翌日、マックのドナルドで死んでいたら「マックのハンバーガー」を想像しますが、その日はハンバーガーではない。
このあたりがツボりましたね。
それで、奥さんに理由を尋ねました。答えは「べつに…いたずらよ」とのことです。
死体だけではない
マイケルジャクソンにもなります。
腰を痛めて一週間安静にしなければならない旦那さんのところに、奥さんがやってきます。
マイケル・ジャクソンの恰好をしてやってきます。
インド人にもなります。
なりきり方がはんぱないです。
この本から学んだこと
やっぱり、明るい家庭はいいなと思いました。
そして、なぜか幸せな気分になりましたね。
この奥さんは、本当に行動が可愛いですよね。
一生懸命がんばって、家庭を温めようとしているところが共感できました。
やり方が正しいかどうかは別として、その気持ちが一番大事だと思います。
ここに描かれている家庭像はひとつの理想形だと思います。
この本に書かれていることを、ちょっと実践してみようかな、と思ってしまいました。
それでは、「『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』を読んで幸せ気分になった。」でした。
#本当に楽しい本でした