僕はかなりのヘビースモーカーでした。
1日に「5箱」の時もありましたから、かなりのものです。
ちなみに今の日本の喫煙率をご存知ですか?
なんと!18.3%(2017年調べ)だそうです。
喫煙者は18.3%で減少傾向 平成28年 国民健康・栄養調査
現在習慣的に喫煙している者の割合は18.3%であり、男女別にみると男性30.2%、女性8.2%である。この10 年間でみると、いずれも有意に減少している。年齢階級別にみると、30~50 歳 男性では他の年代よりもその割合が高く、約4割が現在習慣的に喫煙している。
だーいぶ減っているんですね。(駅前の喫煙所を見るともっと喫煙者数が多そうですが)
その喫煙者のうち27.7%はやめたいと思っているそうです。
喫煙者を取り巻く法律
東京オリンピックの開催に合わせるように国や東京都で喫煙に関する法整備が進められていますね。
「健康増進法改正案」が2020年4月1日に施行にされます。
法案の内容は次の3つに要約されます。
- タバコが嫌いもしくは受動喫煙が嫌な人に煙を吸わせることはやめてね
- 子供や体の具合が悪い人のそばで吸わないでね
- 設備の大小、設備の場所などいろんなことが考えられるけど、できるだけタバコの煙を遮断してね
上記に違反すると、「5万円以下の過料」となります。
タバコを吸う方からすると、今まで以上にタバコを吸う場所が減ります。
非喫煙者からすれば、「タバコをやめさせるための法律」と受け止めているのではないですか?
でも、そんなことで喫煙者はタバコをやめません。
タバコが身体によくないことなんて知っているのです
喫煙者はタバコが体に良くないことは知っています。
同じことを家族から言われ、友達から言われ、そして周りの知り合いから言われる。
「体に悪いよ~」
「余命が短くなるよ~」
「肺がんになっちゃうよ」
何度も何度も言われているため、気の短い人は「そんなことはわかってるんだよ」とキレてしまいます。
たばこのパッケージにも「たばこ警告表示」が書いてあります。
ちなみに、近年書かれたと思われているようですが、1972年から「健康のため吸いすぎに注意しましょう」と書いてあります。
喫煙者の周りでも、「健康被害」についての情報は流れています。
知らないわけではないのです。
財布にもよくないことなんて知っている
タバコひと箱の値段は、買っている人が良く知っているのです。
月間どのくらいのお金が支出されているかは、計算すればすぐに出てきます。
IQOSのひと箱の値段が「460円」
- 1カ月を30日とした場合、460円 × 30日 =13,800円
- 年間で見れば、460円 × 365日=167,900円
このような金額は、本人が買っているのだから当然知っています。
だから、もったいないと言ってもやめるわけないのです。
知っている金額のことを、改めて他の人から言われてもなんとも思いません。
臭いことも知っている
タバコを吸っている人に「これだけ臭いことわからないの?」と思ったことないですか?
大きな会社では、喫煙後30分間エレベータの使用を禁止というところが増えているようです。
また、自治体でも同じような動きが出ています。
奈良県生駒市では職員に対して、「喫煙後45分間、エレベーターは使えません」となっています。
45分という時間は「喫煙前の口臭に戻るまで45分かかる」というのが根拠らしいです。
このような記事も喫煙者は目にしているので、タバコを吸うことは臭いと認識しています。
では、どうしたらやめるのか?
喫煙のデメリットは喫煙者全員が理解しています。
デメリットを説いたところで、ちょっとやそっとじゃ、やめません。
本人が強い意志で「吸えない、吸わない、吸いたくない」と思わないとやめません。
現在の社会の制度では、やめなくてもまったく問題がないからです。
現状の世の中で強制的にやめさせる制度を作るとしたら、ここまでやらないと、やめさせることは不可能です。
- 会社から「勤務中の喫煙は禁止。発見次第、即時解雇」
- 婚約者から「喫煙者とは結婚できない。喫煙するなら結婚は白紙」
- 子供が喘息になり、奥さんから「家でタバコは吸わないで」と言われる
- タバコが突如1,000円になる
それでも、やめない人はやめないでしょう。
でも、喫煙者にとっては大問題な制度となるでしょう。
何度も言いますが、「本人にやめたい意志」が無いとやめません。
やめてもまた吸い出します。
結論は、吸っている本人が本当にやめたいと思わない限り絶対やめない。
周りの人がいくら言っても吸うのは喫煙者。
やめることで色んなメリットがあることも喫煙者は知っています。
なので、無理にタバコをやめさせようとしても無駄だと思いますね。
本人に「やめる意思を持たせること」だと思います!
それでは、「タバコと吸っている人はタバコがよくないことを既に知っている。やめなくても問題ないから吸っているだけ」でした。