スマホはパソコンの代わりになるのか? 本気でチャレンジして失敗した6つのこと

2018年冬モデルのサムスンのAndroidスマホを購入しました。

Galaxy Note9という最新機種です。なかなかの高性能なスマホです。

「このスマホをパソコンの代わりとして使えないか?」と真剣に考えたのです。

コンパクトで高性能、そしてパソコンを持ち歩かずパソコンの代用になる。なんて素晴らしい発想ではないですか。

それを実践しましたが、結果は大失敗でした。

パソコン化するために購入したアイテム

本気でスマホをパソコン化しようと、パソコンに近づかせるため、いろいろなアイテムを購入しました。

パソコンに必ずある入力装置はこんなもんではないでしょうか。パソコン化するために、当然買いました。

  1. キーボード
    ロジクールの「K380」を購入。このキーボードがいいところは、コンパクトで軽いところ。そして、Bluetoothで接続するため無駄な配線はありません。折り畳むタイプも便利ですが、さっと出して使いたいので、K380 を使用することにしました。詳しいことは次の記事に書いてあります。

    スマホで手軽に使える小さなキーボードをSE視点だけで選んでみた

  2. マウス
    ELECOMの「M-BT20BB」を購入。コンパクトで5ボタンタイプのマウスです。僕がよく使っている5ボタンなので使い勝手を重視しました。マウスもBluetoothで接続しています。

入力装置としては、こんな感じです。配線が邪魔なので、すべてワイヤレスで接続しています。

入力装置がすべて揃いました。あとは、スマホスタンドが無いとスマホの画面が見にくいので、スマホスタンドを購入しました。

これで、スマホをパソコン化するためのアイテムはそろいました。

夢の「スマホのパソコン化大作戦」が決行されました。

が、結果は大失敗……

では、なぜダメだったのか? 次の5つが実際に試してダメだったところです。

パソコンとして使えない5つの問題

漢字の切換えがパソコンと違う

パソコンを使用しているときに、漢字を入力する場合どのように切り替えてますか?

ほとんどの方が「半角/全角キー」で切り替えてるのではないでしょうか。

実際に接続したキーボードで、「半角/全角キー」を押して切り替えてみました。

『`』と表示されます。

ん? 何?

もう一度試してみましょう。「半角/全角キー」を押します。

『`』と、やはり表示されます。

当然、漢字モードにはなっていません。

やけくそで、何度か試してみました。その結果は……

『`』『`』『`』『`』『`』

何度やっても漢字モードになりません。いろいろ調べた結果、Galaxyキーボードでは『`』になるようです。

下の写真にある、2番目の日本語ーGoogle日本語入力であれば問題なく「半角/全角キー」キーで切り替わりました。

何気なく、パソコンで「半角/全角キー」を使って切り替えています。この切換えが、普通にできれば問題なかったのですができませんでした。

それはどうしてなのか? 次で説明しますね。

キーボードの切換えをいちいち聞かれる

キーボードの電源を入れると毎回、下の画面が出ます。

当然、OKを押します。

そして、出てくる漢字の入力画面が、こちらです。

どうやら、キーボード選択でGalaxyキーボードがデフォルトのようです。

では、これの何が問題なのか? 感のいい方ならもうわかりますよね。

「半角/全角キー」を押して漢字モードにします。

『`』……

このモードをいちいち切り替えなければならないことに疲れました。

漢字を入力するとほとんど画面が見れない

いかがですか?

画面の半分が、入力するためのキーボードになってしまいました。すき間から画面を見ている感じです。

入力後には、キーボードが消えるのでいいのですが、パソコンで漢字を入力するときには、画面半分も消えません。

これだけでパソコンと違う画面表示なので、違和感を感じます。

マウスだけで操作できない

マウスも購入し、マウス操作だけでスマホを操作できると思っていました。

右クリックしたところで何も起きません。パソコン同じ感覚で右クリックしたところで、空振りするだけです。

そして、マウスだけでは操作できない場面もあります。結局は画面をタッチすることが多く「マウスいらないじゃん」という結果に。

意地でマウスを使いましたが、ストレスがたまってきました。

パソコンと同じように使用するという目的で、購入したマウスがここで不要になりました。

何のためにマウスを買ったんだろう、という失望感だけが残りました。

Excelが使えない

パソコンでよくExcelを使用します。

Excelが使えないとなると、パソコン化する意味合いの60%は無意味となります。

スマホには「Office365」という、MicrosoftOfficeと正式にライセンス契約したExcelが入っています。

ですので、このExcelが使用できれば60%はパソコン化成功です。

下の写真が、スマホでExcelを表示したところです。

パッと見ると、「普通のエクセルでしょ!? 」と思われると思います。

でも、よく見るといつも上部にある操作のためのメニューが無いのです。

メニューを探せばなんとかなるのでしょうが、それでは作業効率が悪くて使い物になりません。

今回のミッションは「パソコンの代わりになるスマホ」という目的でした。

結論として、これではパソコンの代わりになりません。

最大の欠点

今回、いろいろ試してみて、一番の欠点に気が付きました。

それは、

「画面が小さすぎ」

最初は、画面の小ささなんてすぐ慣れるさ、なんて気軽に考えていました。全く慣れませんでした。

Galaxy Note9の画面サイズは「6.4インチ」もあるのです。ちょっとしたタブレット並に大きいと思います。なのに、画面が見にくく、操作もしずらい。

頭の中で、「テレビにでも接続して使おうか」とも考えました。でも、今回のミッションの目的は、持ち運びが楽なスマホです。

テレビはさすがに持ち歩けません。

こうして、いろいろ考えてある結論に達しました。

「無理して使用するくらいなら、もうあきらめよう……」

こうして、今回のミッションは静かに幕を閉じました。

まとめ

高性能なスマホを購入し、それがパソコンの代わりになるだろうと信じた自分。

そして失敗した今、はっきり言って後悔はしていません。

無駄な出費かもしれません。購入したアイテムは、今後使わないかもしれません。

でも、チャレンジすることが大切です。チャレンジしたからわかったことなんです。

人生、チャレンジしないと、わからないことってたくさんありますよね。

数年後、スマホも進化してることでしょう。その時に再びパソコン化に挑戦したいと思います。

いや、その時には情報機器も進化して、パソコンという存在が無くなっているかもしれませんね。

では、「スマホはパソコンの代わりになるのか? 本気でチャレンジして失敗した6つのこと」でした。